残業手当はありません

気が向いたときに、ぼんやりとエントリするブログです。Twitterで書き切れないことを書きつける場所にしています。

「はたらく魔王さま!」9巻読了

 ベルが乙女すぎて、萌え死ぬかと思った。

 

 いや、うどんに対する異常な執着とか、買い物に出るときの妙なわくわくぶりをみていて、かわいいなぁ、2X歳合法ロリ。浴衣を着ているということは、その下もトラディッショナル・ジャパニーズスタイルだろうか、なんてことを妄想しているのは、ないしょです。今回はいよいよベルが、自身のなかで育ってきた思いと向き合うことになった回でした。けれども、このままほのかに恋が香ったまま、決着がつかないかたちが一番いいんだろうな。

 ただ、これはもう少し早く出ていたら、さらに薄い本が出る展開だった。10月のサンクリで、鈴乃本が大量に出る展開を希望します。顔を紅潮させながらの襲い受け風の本をください。けれども、根本的な疑問として、聖法気って純潔を失ったら、力も失われちゃうのかな。キリスト教的な価値意識を背景とするならば、そういう展開もあり得るけれど。

 一方で、説明のされ方としては気功的な側面もあるから、性的な交渉の有無は関係ないかも。あくまで技術であって、精神をコントロールするスキルが重要という捉え方。オルバなんかは、明らかに生臭坊主というかエロジジイ感たっぷりだから、むしろ性欲の強い方が、聖法気も自在に操れそうな感じがする。そうすると夢が広がるな。夜な夜な、聖法気の充満した肉体を持てあまして、罪悪感に駆られながら自慰行為に耽るエミリアの本をよこせ願います。

 

 アルシエルも、一時はギュンター(『今日からマのつく自由業』ほか)路線になってしまうのかと心配していたけれども、格好いいところをみせてくれて安心。あんまりネタキャラ化されると、読んでいてがっかりしてしまうので。

 

 そんなわけで、満足しました。次巻で、とりあえずエンテ・イスラの部は一段落かな。エミリア不遇の展開がつづいているので、そろそろ安心させてあげてほしい。