残業手当はありません

気が向いたときに、ぼんやりとエントリするブログです。Twitterで書き切れないことを書きつける場所にしています。

2022-01-01から1年間の記事一覧

2022年、ひたすらにやりすごしていた

1月から3月まではすごく穏やかだったんですよ。2月にスタァライトのオケコンがあって、3月もチネチッタでスタァライトのLIVE ZOUND ハードコア上映があって、今年もじんわりとスタァライトに灼かれながらやっていこうと思っていたんですよ。けれども、列車が…

今年も無事でなにより(第67回有馬記念のこと)

メインスタンドが西から射してくるはずの陽の光を完全に遮ってしまう。 だから、冬の午後の中山競馬場はとにかく寒い。特に12月は日没が早くて、直線はいつも薄暗い。重たい雲が空を覆うようならば、いまにも闇に包まれるのではないかというほどだ。当然、照…

世代交代しましょうか(第89回東京優駿のこと)

世代交代は望みのとおりに起こるわけではない。むしろ真正面から望まれて成功することは稀で、ほとんどの場合は水面下で進行して、いつのまにか交代させられているのである。われわれの目に映るときにはすでに終わっていて、あとからそこが時機だったのだと…

現場で空間に干渉する意志(第83回優駿牝馬・オークスのこと)

2019年の有馬記念以来、例の騒ぎのせいで競馬場へ行っていなかった。正確にいえば、ずっと入れなかった。かといって競馬場へどうしても入りたかったかと問われると、そうだといえるのは八大競走とジャパンカップくらいのもので、しかも、厳しい抽選を突破し…

好機にひるむな(第165回天皇賞のこと)

あと少しで何事かが成就するというときになって、人はなぜか臆病になることがある。一度こえてしまえば大したことのない重圧だが、それまでにささやかでも成功の体験がないと、そこで立ちすくんでしまうのだ。 そうして好機を前にして怯み、手に入れてしかる…

秩序を与えよ(第82回皐月賞のこと)

桜花賞からの1週間はとにかく長かった。 授業が始まった途端に学校に出てこられなくなった先生があったり、例のはやり病の影響があったりで、対応に追われててんやわんやになってしまった。 これまでとにかく軽薄に、とにかく無責任に生きようと心がけてきた…

優等生とスーパーナチュラル、あるいは才能のきらめきとは(第82回桜花賞のこと)

2年連続で 高校1年の担任をしている。生徒の入学後から大型連休までは、とにかく休む間がない。高2、高3の担任がゆるゆると教室や授業の準備をしているときに、背中にロケットをくくりつけられて発射されるように強制的に動かされている感じがする。2年連続…