残業手当はありません

気が向いたときに、ぼんやりとエントリするブログです。Twitterで書き切れないことを書きつける場所にしています。

2018-01-01から1年間の記事一覧

シリコンちくわは、二次元とのチャネルとなるか

きょうのエントリは遠慮会釈ない100%エロ、ヘテロセクシュアルの男性向けネタです。 そのようなネタがお嫌いな方は、この下につらなるテクストは読まないでください。警告しましたからね。 理解されないことを承知でいうけれども、基本的に視覚的な刺激とい…

三度目の正直

アーモンドアイは確かに強い。 そして、龍王の娘である以上、京都の内回りを苦にするとも思えない。 負けてしまうとするならば、エアグルーヴのようにレース中に傷んでいたときだけだろう。 それでも。 ラッキーライラックに勝ってほしい思いもあり、あるい…

あなたの夢は……(宝塚記念のことなど)

新馬戦を全部買う、という試みを頑張っている。馬券の成績自体は芳しくないけれども、わずかな金額でもしっかり投票して、もれなくデビューを見守ることがこの夏の目標である。 先週末は勤務先の大きなイベントで、土曜と日曜がまるまる仕事になってしまった…

夏はもうすぐ(エプソムCとマーメイドSの展望)

夏競馬へ向けての助走がはじまっているわけだが、まだアタマはぼんやりとしている。函館が開くまではまだ夏本番という気分にはならないのかもしれぬ。 例によって時間が作れないので、スマートオーディンの帰ってくるエプソムカップと、なかなか旨味のありそ…

安田記念について簡単に。

和田竜二は言った。「完璧なレース。あれしかなかったと思う。プレッシャーだっただろうけど、やっと選ばれたんじゃないですかね。」 ワグネリアンと福永祐一が勝って、今年のダービーは終わった。そしてまた、新たなダービーのための1年がはじまる。 そんな…

ダービーと私(優駿牝馬の反省と東京優駿【日本ダービー】のこと)

ダービーの日は、自分の競馬観を試験されるような気分になる。 この世代の新馬戦が始まってからの一年、自分がどのように競馬を観てきたのか。ひとレースごと、一日ごと、一週ごと、一開催ごとの蓄積が正しかったか、誤りだったか。揺るがぬ信念があったか、…

リラの花咲くあの丘で(ヴィクトリアマイルの反省と優駿牝馬の展望)

土曜午前のレースを日吉が丘で観るのが好きだった。 広い府中の競馬だから草競馬のおもむきとまではいかないけれど、それでも、日曜日にくらべて、のどかでゆるやかな時間が流れていた。いまの職場は土曜も仕事があるので、もうそんなゆったりとした時間は、…

常連のいる店は入りにくい(先週の反省とヴィクトリアマイルの予想)

先週はわりと真剣に予想をしたのだけれども、結果は渾身の◎ミスターメロディが4着という結果。 かなしみにうたれた私は京王線に乗ることができず、是政まで歩き、西武多摩川線に乗った。あきらめきれない思いをかかえたときや、競馬の余韻を少しでも長くもっ…

選ばれるのは、だれだ(第23回NHKマイルCの予想)

思い返せばその兆候は、第1回のときからあった。 タイキフォーチュンが勝った、というよりはファビラスラフインが負けたレース。2月終わりのデビューから、さわらび賞、ニュージーランドTまでを圧倒的な才能で3連勝した彼女が、激流に呑まれて惨敗したあのと…

「信」のはてに(第157回天皇賞、あるいは岩田康誠騎手のこと)

自動車レースのレーサーたちに「レースは怖くないのか」と問うと、きまって次のようにこたえる。レースのときに周りを走るのはすべてプロのドライバーであり、運転の下手な人がいないので一般の人が想像するほど恐怖はない。むしろ、普通の道を走っているほ…

一勝より一生、総取りより狙いうち(クラシック前哨戦の総括)

スプリングSと毎日杯がおわり、桜花賞と皐月賞へ向けてのトライアルは終了した。2歳から活躍してきた馬たちは、一部に誤算はあったものの緒戦をおおむね順調にパスした。中心になるであろう馬たちの故障も、いまのところ少ないのがよいことで、ダノンプレミ…

『このすば !』なる、ゆるしの国

『この素晴らしい世界に祝福を!』(角川スニーカー文庫)を読んでいる。 ひとまず、本編13巻までを読みおえたので、現時点での感想を簡単に記しておく。 『このすば!』は、基本的に登場するキャラクターの「ダメ」な部分が前面化していて、これが物語の展…

「あいつさえいなければ」というしかないのか(第55回弥生賞のこと)

板東英二がよく「王と長嶋さえいなければ」ということがある。V9巨人を象徴する、というより戦後プロ野球の神であるふたり。そのような他を圧倒するような存在と違う時代にうまれていれば、自分の運命はまったく違ったものになっただろうと、冗談めかして(…

もうすこし複雑にできている

あるところで、餞のことばを述べることになった。しかし、まとまりのないことになってしまったので、伝えようと考えていたことをあらためてここに書きしるしておく。 いま、早熟の天才がもてはやされる傾向があります。将棋の藤井聡太六段に代表されるように…

人生の物語よ、響け!

あまり多くの人の目にふれない媒体へ文章を寄せたので、ここに転載しておく。 たいていの場合、大事なものや大切なことは事後的に発見されて、なぜあのときもっと丁寧に扱わなかったのだろうとか、どうしてあんなに重要なことを見落としてしまったのだろうと…

オウケンムーンと北村宏司の夢(第52回共同通信杯のこと)

もうだいぶ時間が経ってしまったけれど、共同通信杯のふりかえりを。 共同通信杯のオウケンムーンは遊びを残していたという印象だ。最後は首高な感じでまだ余裕がある印象だ。 新潟でデビューしたときは少し不器用なのかなと思ったが、新潟の2戦目を圧勝して…

まぎれているくらいで、ちょうどいい

固有名があきらかな状態で、人の群れている状況が苦しい。 お互いに相手が誰かを知っており、逃げ場のない状況が。 だから、雑踏や人ごみ、無名の観衆となれる場所にゆくと安心する。 そこにいる人々は自分も含め、隣にいる人間が何者であるかに興味がないか…

「からかう」こと自体、文脈依存的なのである

フィクションを自身の体験に引き寄せすぎると、その劇空間を楽しめなくなってしまうことがある。『からかい上手の高木さん』(@takagi3_anime)も、たぶんそういうタイプの作品なのだと思う。 そもそも「からかう」ということ自体が、それぞれの人間関係をベ…

「いま」はまだ、つぼみ(第58回京成杯のこと)

おじさんパワーをみせられたね、といった内容のことを横山典弘騎手が話していたのは、2009年の天皇賞(秋)の優勝インタビューだったか。 とはいえ、無理をさせずに、大事にレースを使われてきたカンパニーは、まだまだパワーにあふれていた。ノリさんも中年…

龍王の娘は母の希望となるか(第52回シンザン記念のこと)

フサイチパンドラの印象はあまりない。フサイチパンドラの優勝した2006年のエリザベス女王杯は、繰り上がり1着になった彼女よりも1位入線したカワカミプリンセスの斜行が印象に残っている。次の年の女王杯でも2位入線した彼女だったが、そのときは、ダイワス…